cinéma et nous~映画批評~

個別の作品の映画批評を中心に記事を書いています。各作品の批評と分析は、その映像の表層にできる限り潜行し、物語と映像が交差するポイントからその映像そのものが突きつける潜勢力としての内的な体系、いわば「その可能性の中心」を見ることを試みています。取り上げた映画のご鑑賞のお友に是非ご一読ください。

2019-10-17から1日間の記事一覧

【映画ベスト】2016年新作映画ベスト10

2016年に公開された映画から選出したベスト10です。 2016年を振り返って言えることは、この年は『キャロル』の年だったということだ。ケイトとルーニーが織り成す視線、表情、手のメロドラマがあまりにも艶かしく、ただただ圧倒される!そして、ラストの完璧…